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食品価格上昇!日本でも飲料価格上昇
バイオガソリンの環境への配慮は確かにすばらしいものであるが、その反面、社会生活への影響が出はじめてきている。
バイオガソリンの影響はすでに世界中で出てきており、アメリカでは、ブッシュ大統領が2017年までにエタノールを柱とした代替燃料を1億3000万klに拡大する目標を打ち出した。その後、バイオエタノールの原料となるトウモロコシ価格が急騰。加工食品や家畜飼料とともに食肉の値上がりにつながっている。
また、メキシコではトウモロコシの高騰で主食のトルティーヤが値上がりし、今年1月に4万人近い市民が参加したデモが発生、社会問題にまで発展するなど問題は深刻だ。
ビール消費大国のドイツではバイオ燃料導入のあおりを受けて、原料の大麦価格が高騰、ビールの値上げに踏み切る動きが出てきた。
バイオ燃料の影響で穀物価格が上昇しており、商品への価格転嫁は避けられない。晩酌を楽しんでいる消費者の財布を直撃することになる。大手ビールメーカーは値上げを検討しており、バイオガソリンの影響によるコスト増を商品価格に転嫁する動きが広がっている。
バイオガソリンの影響は消費者だけでなく、穀物生産者にも現れている。
フランス通信(AFP)によると、大麦生産農家はバイオ燃料の原料栽培に転作しているという。大麦を栽培するよりも手厚い助成金を受け取ることができる菜種などバイオ燃料の原料を栽培するほうがよいからだ。
選択権は生産者にあるのだから文句をいえるはずもない。彼らには彼らの生活があるのだから。
生産者の転作は進み、ドイツ国内の大麦畑の面積は年に5%も減少している。国内耕作地1200万haのうち200万haがバイオ燃料向けの作物を生産しているという。バイオ燃料推進政策による穀物生産減少の影響は大きく、パンの価格も10%もの上昇が見込まれている。
バイオガソリンを2007年4月27日一般販売を開始した日本でも早くも影響が出始めている。
大手飲料メーカーが果汁ジュースの値上げに踏み切ったのだ。生産者の転作が増えている影響で、果汁価格の上昇を商品価格に転嫁しなければならない状況になったからだ。このままでは食品全体の価格が値上がりする日も遠くはないだろう。
参考記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20070428-00000010-fsi-bus_all
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070429-00000302-yom-bus_all
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